H7N9型鳥インフルエンザへの日本での対策は?
H7N9型鳥インフルエンザに対する治療法としては、中国ではタミフルも使われており、効果がみられている例もあるようです。したがって、たとえ日本に伝搬してきたとしても現在はタミフルの他にも何種類かのインフルエンザ用の抗ウイルス薬があるので、とりあえずはそれで対処できると思われます。
また、中国から今回問題となっているH7N9型ウイルスの株が日本に送られてきており、現在、国立感染症研究所においてこのウイルス株を用いたワクチンの製造準備が行われており、遅くとも3か月ぐらいでワクチン製造の目途は立つものと考えられています。
ところで、今回のH7N9型鳥インフルエンザがやっかいなのは、いわゆる高病原性鳥インフルエンザと違って、養鶏場で飼われている鳥がばたばた死ぬなどという現象が今のところは起こっていないことです。
鳥に対する病原性が低いということが推察されますが、このことによって警戒すべきシグナルがみられないまま、市場で売られている鶏などからヒトが感染してしまうということになります。
中国での発生例も、一つの養鶏場で多発して、それにヒトが感染したという話ではなく、市場で売られている鶏によって感染したのではないかと疑われ、市場から生きている鶏を徹底的に排除したのが一定の効果を上げているようです。
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