鳥インフルエンザA(H7N9)対策には基礎的衛生管理

鳥インフルエンザA(H7N9)対策には基礎的衛生管理

4月1日付けで世界保健機関(WHO)は中国において鳥インフルエンザA(H7N9)に感染した患者が確認されたことを発表しました。

 

患者は重篤な呼吸器疾患で、死亡例もあります。日本国内での感染例(4月現在)はまだ確認されていません。

 

また、人から人への感染も確認されていません。感染源や感染経路もまだ不明ですので、標準的な予防策をとりましょう。

 

 先ず手洗いを徹底します。調理の前後、食事前、病人の世話をする前後、動物の世話の後、その他手が汚れたときには必ず手を洗います。

 

石けんと流水で洗い、さらにアルコール製剤で消毒するとよいでしょう。

 

その他うがいをするなど、衛生管理を心がけます。

 

 咳やくしゃみが出る場合はマスクを着用します。

 

ティッシュなども利用し、後を向くなど他の人に飛沫がかからないようにしましょう。

 

 

鳥インフルエンザA(H7N9)の主な症状は発熱、咳、息切れです。

 

このような症状がでたときにはすみやかに受診します。

 

 適切に調理された肉は食べても大丈夫です。

 

十分に加熱しましょう。

 

生肉、生卵、十分加熱されてない卵は、ほかの食品と接触しないようにします。

 

これらを扱ったら、ほかのものに触る前に手と調理器具は洗います。

 

 家禽やその排泄物に接触しないよう飼育場や市場には入らないようにするのが賢明ですが、感染源は家禽に特定されてはいませんので、それだけで大丈夫というわけではありません。

 

 中国に渡航する方も同様の対策をし、帰国時に空港で症状が出た場合は、空港の検疫所に相談します。帰国後症状が出た場合すみやかに受診し、その際中国に渡航したことを必ず伝えしょう。

 

 基本的なことばかりですが、小さなことの積み重ねが安全につながります。

 

また、注意して新しい情報を収集しておくことも大切です。

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